授業の目的
人格の発達と病理、精神と身体、家族、集団、社会のダイナミクスについて、さらに看護という職業の特徴について、対象関係論およびシステム論的観点から学び、精神の健康のあらゆる面から、看護の基礎となる人間理解を深める。

到達目標
1.人格の発達と病理について理解できる。
2.精神と身体、家族、集団、社会のダイナミクスについて理解できる。
3.看護という職業の特徴について、対象関係論およびシステム論的観点から理解できる。
4.精神の健康のあらゆる面から、看護の基礎となる人間理解を深める。
5.関係のなかの人間という概念が理解できる。

学習の進め方
1.授業の展開:講義を中心とするが、適宜、学生が討論する時間を設ける。授業の最後に、ワークシートを記載して学んだことを振り返る。
2.参考資料の提示:学生個々で学びを深められるように、配布資料に授業テーマに関連した参考図書や資料を記す。

スケジュール:学習内容・方法・担当教員

No 内容 形式 教員
1 精神看護の現状と課題
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[1]第1章」を読んでおくこと
事後学修:[30分]配布資料を読み返して復習し、疑問点があれば抽出しておく
講義・討論 小宮
2 精神の健康とは
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[1]第2章」を読んでおくこと
事後学修:[30分]配布資料を読み返して復習し、疑問点があれば抽出しておく
講義・討論 小宮
3 人間の心は何をしているのか
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[1]第3章A」を読んでおくこと
事後学修:[30分]配布資料を読み返して復習し、疑問点があれば抽出しておく
講義・討論 小宮
4 人格の成熟① 人格、気質、アイデンティティ
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[1]第3章B①②」を読んでおくこと
事後学修:[30分]配布資料を読み返して復習し、疑問点があれば抽出しておく
講義・討論 小宮
5 人格の成熟② 対象関係論としてとらえ方
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[1]第3章B④」を読んでおくこと
事後学修:[30分]配布資料を読み返して復習し、疑問点があれば抽出しておく
講義・討論 小宮
6 人格の成熟③ 甘えと自己
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[1]第3章B⑤⑥⑦」を読んでおくこと
事後学修:[30分]小レポート①の作成
講義・討論 小宮
7 心的外傷と精神障害・・・サヴァイバーの生きにくさ
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[1]第2章DE」を読んでおくこと
事後学修:[30分]小レポート①の作成
講義・討論 小宮
8 不安の防衛としての症状
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[1]第3章B③」を読んでおくこと
事後学修:[30分]配布資料を読み返して復習し、疑問点があれば抽出しておく
講義・討論 鷹野
9 うつの心情と行動
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[1]第5章C③」を読んでおくこと
事後学修:[30分]配布資料を読み返して復習し、疑問点があれば抽出しておく
講義・討論 鷹野
10 アディクションという病い
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[1]第5章C⑧」を読んでおくこと
事後学修:[30分]小レポート②の作成
講義・討論 小宮
11 集団のダイナミクス
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[1]第4章B③」を読んでおくこと
事後学修:[30分]配布資料を読み返して復習し、疑問点があれば抽出しておく
講義・討論 鷹野
12 自殺のリスクと予防
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[2]第10章B」を読んでおくこと
事後学修:[30分]
講義・討論 古城門
13 社会の中の精神障害① スティグマと精神障害者の人権
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[1]第7章A・B③」を読んでおくこと
事後学修:[30分]配布資料を読み返して復習し、疑問点があれば抽出しておく
講義・討論 堀井
14 社会の中の精神障害② 精神保健福祉にかかわる法制度
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[1]第7章E③」を読んでおくこと
事後学修:[30分]配布資料を読み返して復習し、疑問点があれば抽出しておく
講義・討論 鷹野
15 感情と看護
事前学修:[30分]教科書「精神看護学[2]終章」を読んでおくこと
事後学修:[30分]配布資料を読み返して復習し、疑問点があれば抽出しておく
講義・討論 小宮

教科書
系統看護学講座『精神看護学[1]精神看護の基礎』、『精神看護学[2]精神看護の展開』武井麻子・小宮敬子他著(医学書院)

参考書、参考資料等
『精神看護学ノート』武井麻子著(医学書院)、その他は、講義の中で提示する。

フィードバックの仕方
再試対象者は全員、再試前に試験の答案を取りに来ること。それ以外の人は3月以降に小宮研究室に取りに来てください。

他の授業科目との関連
この科目は、精神保健看護学実習(レベルⅢ)実習の履修要件となっています。また、3年次前期に開講される、「精神保健看護学Ⅱ(技法)」、「疾病の成り立ちと回復の促進Ⅵ(精神医学)の基盤となります。

成績評価の仕方
1.筆記試験…75%、2.授業への取り組み…15%、3.レポート…10%

オフィスアワー・研究室等
授業の開講日の12:30~13:00。小宮(426)、鷹野(428)、堀井(427)、古城門(412)

受講上の注意事項
精神の健康を、生活の中の人間関係の視点から捉え、人間が生きていく過程の中で精神障害の意味を考えていって欲しい。